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堺市博物館

堺市博物館
堺市博物館は、百舌鳥古墳群のほぼ中心にある博物館で、堺市の歴史や美術、考古などに関する多くの資料を収集、保存、展示しています。

常設展示では、古墳についての紹介を数多く行っています。

石棺こんな大きな長持形石棺も展示されています。

埴輪埴輪は、古墳のうえに立て並べるために造られた焼き物だそうで、大きく円筒埴輪と形象埴輪に分類されます。
円筒埴輪は、土管のような形で、形象埴輪は、家や動物、人物などの形で造られました。円筒埴輪
今年4月、常設展示場に「堺と鉄砲」コーナーが新設されました。
その中には、日本一の大きさを誇る火縄銃が展示されています。
堺と鉄砲大阪府指定文化財「慶長大火縄銃」
現存する日本最長の火縄銃で、慶長の年号が刻まれています。大坂の陣に際して、豊臣家の大坂城を攻撃するための試作品として作ったものと伝えられています。銃弾は、1.6kmくらい飛ぶと計算されています。
慶長大火縄銃
また、火縄銃のしくみについての映像やパ鉄砲足軽の装備についてパネルで紹介しています。
火縄銃のしくみ

そのほかにも鉄砲についてパネルでいろいろと紹介していたので、その内容をご紹介します。

『堺で鉄砲産業が盛んだった理由』(堺市博物館の掲示を引用)

戦国時代の堺で鉄砲の製造と販売が盛んに行われた最大の理由は、堺がさまざまな物資が行き交う流通の拠点だったことでしょう。
たとえば、鉄砲を撃つのに必要な火薬の材料には、外国産の硝石が用いられましたが、堺の商人たちは、それを仕入れるためのルートを持っていたようです。
このような材料の入手だけではなく、出来上がった製品においても、堺の商人たちがそれまでに築いてきた物流ネットワークが役立ったと考えられます。


『堺で作られた鉄砲の特徴』(堺市博物館の掲示を引用)

戦国時代の堺の鉄砲のことは、その時代の鉄砲が残っていないため分かりませんが、江戸時代の堺の鉄砲は、銃身を象嵌(ぞうがん)によるいろいろな模様で飾り、銃身に真鍮製の飾り金具を数多く取り付けるのが大きな特徴です。
鉄砲は、注文を受けて作るオーダーメイドが主流でしたが、堺では、既製品の店頭販売も行ったようです。
それで人目を引くために装飾が派手になったとも言われています。


『堺の鉄砲の値段』(堺市博物館の掲示を引用)

江戸時代初期、堺で製造された「番筒(ばんづつ)」(部品に番号を入れた、足軽が使うような火縄銃)は、1挺が銀40匁くらいだったようです。
それから約170年後の江戸時代後期の記録を見ると、一番高い鉄砲は銀280匁と記載されています。また、その頃の米の値段を記した文書の中には、米1石をおよそ銀140匁と計算されているものがあります。
米1石は、1人が1年間生活するために消費するお米の量とされています。
鉄砲1挺の購入と、2年分の生活費、あなただったら銀280匁をどちらに使いますか?


こんな大きな大砲も展示されていました。
大筒大筒(複製)
慶長14年、徳川家康は諸国の鉄砲鍛冶に大砲の製作を命じ、それに応じる鉄砲鍛冶がいないなかで、堺の鉄砲鍛冶、芝辻理右衛門は、2年の歳月をかけて完成させたといいます。芝辻理右衛門作の全長3m、25cmの巨砲が靖国神社に現存し、日本最古の国産大砲として知られています。この大筒は、その複製です。

常設展以外では、堺市博物館のエントランスにある「百舌鳥古墳群シアター」(無料)では、約200インチの大型スクリーンで、高精細のCGを使ったVR作品を上映中です。現在の最新作は、「百舌鳥・古市古墳群-未来へ伝える人類の遺産-」を上映しています。

また、ヘッドマウントディスプレイを着用したVRコンテンツ「仁徳天皇陵古墳ツアー」では、百舌鳥古墳群の疑似体験ツアーを鑑賞することができます。(1人800円 博物館の常設展観覧料金を含む)
疑似体験ツアーでは、上空300mから仁徳天皇陵古墳の雄大な姿を360度映像で見ることができるほか、約1600年前の古墳築造当時の姿や立ち入ることのできない古墳内部の石室をCG映像で体験できます。


古墳や鉄砲など堺の歴史について詳しく知ることができるので、堺市博物館にお出かけしてみてね。

堺市博物館
住所 堺市堺区百舌鳥夕雲町2 大仙公園内
TEL 072-245-6201
開館時間 9:30AM~5:15PM(入館は4:30PMまで)
観覧料 一般200円、高大生100円、小・中学生50円 月曜休(祝日の場合は開館)
アクセス 堺東駅から南海バス「堺市博物館前」下車すぐ

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